「愛犬にどんな名前をつけよう」と迷っていませんか。せっかくなら、人気の名前や最近の傾向も知ったうえで、じっくり決めたいですよね。この記事では、2025年の犬の名前ランキングを総合・男の子・女の子別に紹介し、過去3年の移り変わりや名前の傾向、海外5カ国の人気の名前まで、出典付きでやさしくまとめます。名付けのヒントとしてお使いください。
【2025年版】犬の名前ランキングTOP10
まず、2025年に人気だった名前の1位はこちらです(アニコム損保調べ)。
| 区分 | 2025年の1位 |
|---|---|
| 総合(男女合計) | ムギ |
| 男の子 | レオ |
| 女の子 | ココ |
下の表は、アニコム損保が2024年10月〜2025年9月に新規のペット保険を契約した0歳の犬(15万頭超)を集計した、2025年のTOP10です(出典: アニコム損保「犬の名前ランキング2025」)。
| 順位 | 総合 | 男の子 | 女の子 |
|---|---|---|---|
| 1 | ムギ | レオ | ココ |
| 2 | ココ | ムギ | ムギ |
| 3 | モカ | ソラ | モカ |
| 4 | ラテ | ロイ | モモ |
| 5 | モコ | ラテ | ハナ |
| 6 | ソラ | フク | モコ |
| 7 | マロン/レオ※ | テン | ルル |
| 8 | ― | マル | ベル |
| 9 | モモ | マロン | リン |
| 10 | コムギ | コタロウ | コムギ |
※総合の7位は「マロン」と「レオ」が同数のため、8位は該当なしとして集計されています。
「モカ」「ラテ」「マロン」「コムギ」など、飲み物や食べ物、毛色を連想させる名前が上位に見られます。呼びやすく、毛色のイメージにも合わせやすいことが、名付けの候補にしやすい理由なのかもしれません。なお、この記事はアニコム損保が公表している最新版の2025年調査をもとにしています。同社の2026年版は未発表です(2026年7月21日時点)。
3年間でどう変わった?(2023→2025)
過去3年の総合ランキング上位を並べると、人気の移り変わりが見えてきます。
| 順位 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| 1 | ムギ | ムギ | ムギ |
| 2 | ココ | ココ | ココ |
| 3 | ソラ | モカ | モカ |
| 4 | モカ | ソラ | ラテ |
| 5 | マロン | ラテ | モコ |
(出典: アニコム損保 犬の名前ランキング 2023・2024・2025)
- 「ムギ」「ココ」は3年連続でワンツー。定番として定着しています。
- 「ラテ」が着実に上昇(2023年は総合8位→2024年5位→2025年4位)。2025年には「コムギ」が新たにTOP10入りしました。
- 男の子は「レオ」、女の子は「ココ」が長年の人気ですが、2024年はどちらも「ムギ」が1位を奪い、翌2025年に元の名前が首位へ戻るという接戦もありました。
人気の名前に見られる3つの傾向
ランキングを眺めると、上位の名前にはゆるやかな共通点があります。
- 食べ物・飲み物や毛色を連想させる:モカ・ラテ・マロン・チョコ・きなこ・コムギなど。茶系や白系の被毛のイメージに合わせやすい名前が定番です。
- 2〜3文字程度の短い名前:毎日何度も呼ぶ名前なので、短くて口に出しやすいものが中心です。
- 母音がはっきりした名前が多い:「モコ」「ココ」「ハナ」のように、はっきり発音できる名前が上位に目立ちます。
こうした傾向は「正解」ではなく、あくまで最近の人気の型です。ランキングにない名前でも、愛犬にぴったりの一つを選べば、それがいちばん良い名前になります。
別の調査でも1位は「むぎ」|集計方法の違いに注意
ペット保険会社のアイペット損保も、毎年ペットの名前ランキングを発表しています。こちらの別集計でも、総合1位は「むぎ」で共通していました(出典: アイペット損保「ペットの名前ランキング2025」)。
ただし、2社のランキングは次の点が異なるため、順位を単純に比べることはできません。
- 調査対象:どちらも新規のペット保険契約が対象ですが、契約者層は各社で異なります。
- 集計期間:アニコムは10月〜翌9月、アイペットは4月〜翌3月と半年ずれています。
- 表記の扱い:公表時の表記はアニコムが「ムギ」、アイペットが「むぎ」と異なります。表記ゆれをどう集計しているかは、各社の公開ページからは確認できません。
「2社で一致したから日本の犬全体の1位」とまでは言えませんが、少なくとも両社の新規契約0歳犬では、いずれも「むぎ」が上位でした。本記事では、頭数と男女別順位を公開しているアニコム損保の調査を主軸にしています。
【参考】世界で人気の犬の名前
海外でも、人気の犬の名前には国ごとの個性があります。ここでは日本でもなじみのある5カ国について、直近(2024年ごろ)の人気の名前を、原語表記とカタカナ読みで紹介します(読み仮名はおおよその目安です)。
海外で特にユニークなのがフランスです。血統書(LOF)に登録する純血種は、その年に指定された頭文字で始まる公式名を付ける決まりがあり(1926年から続く慣習)、2024年生まれは「V」の年でした。発表元の記事では、Vénus・Volt・Vanilleなど、Vで始まる名前が紹介されています。
| 国 | 上位・注目された名前(原語/カタカナ) | 発表元 |
|---|---|---|
| アメリカ | Charlie(チャーリー・男の子1位)/Luna(ルナ・女の子1位) | Rover |
| イギリス | Poppy(ポピー)/Luna(ルナ)/Bella(ベラ) | TrustedHousesitters |
| フランス | Vénus(ヴェニュス)/Volt(ヴォルト)/Vanille(ヴァニーユ) | Santévet |
| ドイツ | Milo(ミロ・男の子1位)/Luna(ルナ・女の子1位) | TASSO |
| イタリア | Luna(ルナ)/Kira(キラ)/Zoe(ゾエ) | GreenMe |
- 「Luna(ルナ)」は複数の国で上位。今回参照した調査では、アメリカ・ドイツの女の子部門で1位、イギリス・イタリアでも上位に入っていました。選ばれる理由までは各調査からは分かりませんが、国をまたいで見られる名前です。
- 欧米では、Charlie(チャーリー)やBella(ベラ)のように、人名に使われる名前も犬の名前として上位に見られます。日本の「ムギ」「ソラ」のような名前とは、少し発想が違うのも面白いところです。
集計対象や文化が異なるため順位の単純比較はできませんが、Luna(ルナ)・Leo(レオ)・Coco(ココ)のように、日本と海外の両方で見られる名前もあります。
愛犬の名前を決めるときのヒント
ランキングは参考のひとつです。最後は、あなたと愛犬にとって呼びやすい名前を選ぶのがいちばんです。決める前に、次の点を確かめておくと後悔しにくくなります。
- 日常的に呼びやすい長さか:短い名前は呼びやすい傾向がありますが、文字数だけで決める必要はありません。家族が自然に、同じ発音で呼べる名前かを確かめてみましょう。
- よく使う合図と紛らわしくないか:「マテ」「おいで」などの号令や、家族の名前と音が近いと、愛犬が聞き分けにくくなることがあります。
- 同名の犬と重なる可能性も考えるか:人気の名前は親しみやすい一方、動物病院やドッグランでほかの犬と重なることもあります。気になる場合は、愛称や呼び分け方も考えておくと安心です。
- 和風・洋風にこだわりすぎない:どちらがよいという決まりはありません。見た目だけでなく、家族が呼び続けやすいかを基準にする方法もあります。
名前は途中で変えても、それ自体がすぐに問題になるとは限りません。変える場合は、新しい名前を穏やかに繰り返し、よい出来事と結びつけながら慣れてもらいましょう。焦って一度で決めず、いくつか呼んでみて、しっくりくるものを選ぶくらいでちょうどよいでしょう。
候補がなかなか思い浮かばないときは、性別・テイスト・頭文字・音の長さを選ぶだけで名前候補を提案する「犬の名前ジェネレーター」も使えます。この記事で紹介した国内外の名前から、読み仮名つきで候補を出せます。
お迎え後の食事量に迷ったら、体重や年齢から1日の給与量の目安を確認できる「犬のフード給与量計算」もご利用ください。
よくある質問
2025年に一番人気だった犬の名前は?
アニコム損保の調査では、総合1位は「ムギ」でした。男の子は「レオ」、女の子は「ココ」が1位です。「ムギ」は同社の集計で2021年から5年連続のトップとなっています。
男の子・女の子で人気の名前は違いますか?
一部は違いますが、重なる名前もあります。2025年は男の子が「レオ」、女の子が「ココ」が1位でした。一方で「ムギ」は男女どちらでも上位に入り、性別を問わず人気の名前です。
お迎え後に犬の名前を変えてもよいですか?
名前を変えて新しい呼び名に慣れる犬もいます。反応するまでの時間には個体差があるため、名前を呼んで反応したら褒めるなど、よい経験と結びつけながら少しずつ慣らしていくとよいでしょう。
人気の名前は避けたほうがよいですか?
避ける必要はありません。ただ、他の犬と同じ名前が重なる場面が気になるなら、ランキング外の名前にしたり、家庭内だけの愛称を決めたりする方法もあります。
出典
- アニコム損害保険「犬の名前ランキング2025」「2024」「2023」(新規契約した0歳犬の集計。頭数を公表)
- アイペット損害保険「ペットの名前ランキング2025」(集計期間・表記がアニコムと異なる別集計)
- Rover「Most Popular Pet Names and Trends of 2024」(アメリカ)
- TrustedHousesitters「Most Popular British Pet Names」(イギリス)
- Santévet「Noms de chiens en 2024(Vの年)」(フランス)
- TASSO e.V.(報道)(ドイツ)
- GreenMe「I nomi di cani più scelti in Italia nel 2024」(イタリア)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。掲載したランキングは各調査の対象内での結果であり、日本の犬全体の傾向を示すものではありません。順位は各社の集計方法により異なる場合があり、データは公開時点のものです。最新の発表内容は各出典元でご確認ください。