愛犬のドッグフードを注文したのに届かず、返金の連絡まで不自然だと不安になりますよね。返金のために追加送金や画面共有を求められたら、その操作を止めてください。一方、未着だけでは詐欺とは判断できません。配送予定と不審な要求を分けて確認します。この記事では、支払い後の記録の残し方と、支払方法に応じた公式の相談先を整理します。返金の可否は個別の状況によって異なり、この記事で保証できるものではありません。

最初に何を止めて確認する?

今の状況最初の行動
まだ届かないが、不審な要求はない注文時の発送予定・注文履歴・追跡情報を確認し、購入店へ問い合わせる
返金のために送金・LINE登録・画面共有を求められた指示どおりに進めず、消費生活センターへ相談する
偽サイトが疑われる相手に支払った・情報を渡した/不審な返金操作で別送金した下の支払方法別の窓口へ速やかに連絡し、警察にも相談する

配送遅延と、返金を装った送金要求は別の問題です。到着予定を過ぎても届かず、問い合わせへの返答もない場合は、その経緯を相談先へ伝えます。サイトの見た目や安さだけで、詐欺かどうかを確定しないでください。警察庁の偽サイト対策・国民生活センターの注意点

国民生活センターは、欠品を理由にコード決済で返金すると伝え、逆に送金させる相談事例を公表しています。「返金する」という説明でも、あなたから相手へお金を送る操作は別の送金です。通話や画面共有を続けながら、相手の指示で操作しないでください。国民生活センター・2025年11月18日公表

相談前に何を保存する?

購入時の支払いと、返金の案内後に行った送金を分けて記録します。「フード代を振り込んだ後、返金と言われて別のアプリでも送った」なら、どちらの記録も必要です。資料を完璧にそろえようとして、カード会社などへの連絡を遅らせないようにしましょう。

  • 注文したサイトのURL、商品ページや販売者情報の画面
  • 注文日時・注文番号・商品名・注文金額が分かる確認メール
  • 振込明細や決済履歴、相手の口座・アカウント、日時・金額
  • 返金案内、メールやチャット、通話で言われたことを時系列にしたメモ

警察庁は、サイト情報、取引情報、相手とのやり取りの保存を案内しています。メールは削除せず残します。画面の保存だけでなく、元のメールも相談時に確認できるようにします。保存する資料の案内

注文したサイト、支払い履歴、相手とのやり取りの3種類を保存する図
相談時に「どこで注文し、どう払い、その後何を求められたか」を説明できるようにします。個人情報をSNSへ公開するための記録ではありません。

支払方法ごとの連絡先は?

以下は、詐欺や不正利用が疑われる場合の連絡先です。連絡先は、相手が送ってきた「返金窓口」のリンクではなく、利用した会社の公式サイトや公式アプリから確認します。PayPayも、不審な連絡は公式サイト・アプリから直接確認するよう案内しています。PayPayの注意喚起

クレジットカードで払った・番号を入力した場合

すぐにカード発行会社へ連絡します。注文した店、取引日時・金額、未着や不審な案内の内容を伝えます。身に覚えのない利用がないか、利用明細も確認してください。国民生活センターの支払方法別対処

偽サイトが疑われる場所へカード番号などを入力した場合も、請求が確定するまで待たずに相談します。警察庁はカード会社へ連絡し、支払いの停止を依頼するよう案内しています。停止・返金の扱いはカード会社に確認してください。警察庁の案内

銀行口座へ振り込んだ場合

振込先の金融機関へ速やかに連絡し、警察にも被害を届け出ます。振込明細と、振込先の銀行名・支店名・口座番号・名義を用意します。国民生活センターは、振込先金融機関に振り込め詐欺救済法による救済を求める旨を申し出るよう案内しています。銀行振込後の対処

これは犯罪に使われた口座に残る資金から被害回復を図る制度です。返ってくる金額は口座の残高などに左右され、全額返金を保証する制度ではありません。対象になるか、何を提出するかは金融機関へ確認してください。金融庁の案内

PayPayなどのコード決済を使った場合

コード決済は、スマートフォンのコードなどを使う支払方法です。相談時にはサービス名だけでなく、お店への決済だったか、個人への送金機能を使ったかを履歴で確認して伝えます。

PayPayは、加盟店への商品代金の支払いに「送る・受け取る」機能を使うことはないと案内しています。返金名目でこの機能から送った場合、元の購入の決済とは分けて伝えてください。コード決済で被害に遭った場合は、すぐにサービス事業者へ申し出て、警察にも相談します。PayPayの機能に関する注意・国民生活センターの対処

元の購入代金と返金と言われた後の別送金を、それぞれの日時・金額・方法・相手で分ける図
購入時は銀行振込、後の送金は別のアプリという場合もあります。両方を「フード代」の一言にまとめず、取引ごとに整理します。

PayPayの「送る・受け取る」には、詐欺が疑われる取引の報告機能があります。ただし、報告は補償申請とは別です。本人がこの機能で残高を送った取引は、PayPayの補償制度の対象外とされています。報告できる取引の期間・アプリの条件は、公式ヘルプで確認してください。他社のサービスに同じ条件を当てはめないでください。

パスワードや画面を見せてしまったら?

偽サイトにID・パスワードを入力した場合、警察庁は同じID・パスワードを使うサービスのパスワード変更を案内しています。不審なメッセージ内のリンクを使わず、各サービスの公式の入口から対応してください。警察庁の案内

画面共有では、口座や暗証番号などを見られるおそれがあります。すでに共有したなら、その操作を中断し、見られた情報と実行した操作を金融機関や決済事業者へ伝えます。送金した覚えがなくても、情報を渡した事実を相談してください。国民生活センターの画面共有に関する注意

相談先が分からないときは?

消費者ホットライン「188」で、地域の消費生活センターなどを案内してもらえます。相談は無料ですが、窓口につながると通話料がかかります。受付時間や、つながらない場合の窓口は消費者庁の案内で確認できます。

詐欺が疑われる被害は、記録を用意して最寄りの警察署や警察庁のサイバー相談窓口へ。オンラインの通報・相談と被害届は同じではなく、被害届は最寄りの警察署などへ連絡します。

決済の確認はカード会社や金融機関など、取引の相談は188、被害の相談は警察へと役割を分ける図
相談先は一つに限定されません。支払いに関する連絡を先送りせず、取引の経緯をそれぞれの窓口へ伝えます。

よくある質問

何日届かなければ詐欺ですか?

日数だけでは判断できません。注文時の発送予定や追跡情報を確認します。連絡が取れない、不審な送金を求められたなどの事情があれば、日数を待つより相談を優先してください。

実在する会社名が書かれていれば信用できますか?

会社名だけでは確認できません。フィールドゲインズは2026年10月8日、運営会社名を使った偽サイトについて注意喚起しました。記載された会社と実際のサイト運営者が同じとは限りません。メーカーの公式告知

相談すればお金は戻りますか?

返金を約束するものではありません。支払方法、取引の状態、各社の条件で対応は異なります。「取り戻すため」と言われても、相手の指示で追加送金せず公式窓口へ確認してください。

出典・確認日・免責

上記リンクを含む公式資料の確認日:2026年10月27日。

本記事は、公式資料に基づく一般的な情報です。個別の取引が詐欺かどうかの認定、法律上の判断、返金・補償を保証するものではありません。窓口や手続きの条件は変わるため、最新の公式案内に従ってください。

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