純血種
ボルゾイ
別名: ロシアン・ウルフハウンド
ロシア原産の大型のサイトハウンド(視覚ハウンド)。絹のように柔らかい長毛と、長く狭い頭部が生み出す優雅な姿が特徴で、穏やかで家族に愛情深い性格とされます。
上記のサイズ・毛質・性格などは犬種の一般的な傾向の目安です。同じ犬種でも個体差があります。
概要
JKCの分類では10グループ(視覚ハウンド)。歴史は15世紀に遡るとされ、18〜19世紀のロシアでは貴族による大規模な狩猟で活躍しました。1888年にモスクワの狩猟協会が最初の犬種標準を承認しています(JKC犬種紹介)。元々「ロシアン・ウルフハウンド」の名で知られ、1936年に「ボルゾイ」に改名されました(アニコム損保)。FCIでの正式名称は「ルースカヤ・プサヴァヤ・バルザヤ(ロシアン・ハンティング・サイトハウンド)」です(FCI犬種標準)。被毛は長く、しなやかで絹のような毛質で、ウェーブがかかるか大きなカールを描くとされ(FCI犬種標準)、オーバーコートとアンダーコートの二重構造のダブルコートです(アニコム損保)。毛色はホワイト、各色調のフォーン、グレー、ブリンドル、レッド、ブラックなど幅広く認められています(JKC犬種標準)。
基本データ(成犬の体重・体高の目安)
| 成犬の体重 | 35〜48kg (出典: アニコム損保 犬との暮らし大百科「ボルゾイってどんな犬? 性格や寿命、歴史、かかりやすい病気を解説」(執筆・監修: 長根あかり〈獣医師〉)) |
|---|---|
| 体高 | 68〜85cm (出典: 一般社団法人ジャパンケネルクラブ「犬種紹介 ボルゾイ」) |
数値はあくまで一般的な目安で、個体差があります。詳しい出典はページ下部に記載しています。
性格の傾向
穏やかな気質で、家族に対して愛情深い性格とされ、家の中では静かにリラックスして過ごすことも多いとされます(アニコム損保・JKC犬種紹介)。一方で視覚ハウンドとして動くものへの反応は非常に鋭く、興奮して追いかけることがあるため、幼少期からのしつけが推奨されます。個体差があります。
お手入れ
とても柔らかな長毛のダブルコートで抜け毛が多く、特に胸や四肢、尻尾の飾り毛は毛玉になりやすいため、日々のブラッシングが欠かせないとされます(アニコム損保)。
運動・体型管理
獲物を追うときはフル・ギャロップ(全力疾走)になる犬種で(JKC犬種紹介)、毎日の散歩に加えてドッグランなど安全な場所で走らせてあげることが望ましいとされます。動くものを追う本能が強いため、散歩ではリードをしっかり管理してください。
体型が気になるときは、犬の肥満度チェック(BCS判定)で、肋骨・くびれ・お腹の観察から体型(BCS 1〜9)の目安を確認できます。
かかりやすいとされる病気・注意点
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胸の深い大型犬に多い胃拡張(胃拡張・胃捻転)に気をつけたいとされます
食べやすい高さに食器を置く・食事を複数回に分ける・食後すぐの運動を控えるなどの予防が推奨されます。お腹が急に膨れる・吐きたそうで吐けないなどの様子があれば、すぐに獣医師へ連絡してください。
出典: アニコム損保 犬との暮らし大百科「ボルゾイってどんな犬? 性格や寿命、歴史、かかりやすい病気を解説」(執筆・監修: 長根あかり〈獣医師〉)
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股関節形成不全(股関節の発育の異常)に気をつけたいとされます
歩き方の異変や運動を嫌がる様子に気づいたら、早めに獣医師へ相談してください。
出典: アニコム損保 犬との暮らし大百科「ボルゾイってどんな犬? 性格や寿命、歴史、かかりやすい病気を解説」(執筆・監修: 長根あかり〈獣医師〉)
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大型犬に見られる骨肉腫(骨の腫瘍)に気をつけたいとされます
足を引きずる・触られるのを嫌がるなどの様子があれば、早めに獣医師へ相談してください。
出典: アニコム損保 犬との暮らし大百科「ボルゾイってどんな犬? 性格や寿命、歴史、かかりやすい病気を解説」(執筆・監修: 長根あかり〈獣医師〉)
すべての個体に必ず起こるわけではありません。気になる症状があるときは自己判断せず、 早めにかかりつけの獣医師にご相談ください。
誤食が心配なときは
犬が食べてはいけない物を口にした・しそうなときは、犬が食べてはいけない物チェッカーで食材ごとの危険度(危険・注意・基本OK)と対応の目安を出典付きで確認できます。緊急時はためらわず かかりつけまたは救急対応の動物病院へ連絡してください。
食事・フード選びの目安
1日にあげるフードの量はいまの体重で決まります。フード給与量計算ツールに、愛犬の現在の体重を入力して目安を計算してください。 (ボルゾイの参考体重は35〜48kg とされますが、あくまで目安で、実際の体重の代わりにはなりません)
サイズや生活スタイルに合うフードは、 ドッグフード図鑑 から成分・原材料つきで探せます。
愛犬の食事量をグラムで管理する
PR犬種の参考体重ではなく愛犬の現在の体重で給与量を計算し、毎日の量をグラムで確認します。
犬種の参考体重は、実際の体重や適正体型の代わりにはなりません。
よくある質問
- ボルゾイの大きさはどのくらいですか?
- JKC・FCIの犬種標準では体高は牡75〜85cm・牝68〜78cmが望ましいとされます。体重はおよそ牡38〜48kg・牝35〜45kgが目安とされます(アニコム損保)。個体差があります。
- ボルゾイは吠えやすい犬種ですか?
- 穏やかな気質で、家の中では静かに過ごすことが多いとされます(アニコム損保)。ただし個体差やしつけの影響が大きいため、子犬期からの社会化が推奨されます。
- ボルゾイの飼育で特に気をつけることは何ですか?
- 長毛のダブルコートのお手入れ(日々のブラッシング)と十分な運動が特に重要とされます(アニコム損保)。大型犬のため、飼育スペースと食費・医療費の面でも余裕を持った計画が必要です。
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出典
- 一般社団法人ジャパンケネルクラブ「犬種紹介 ボルゾイ」 (取得日: 2026-07-20)
- アニコム損保 犬との暮らし大百科「ボルゾイってどんな犬? 性格や寿命、歴史、かかりやすい病気を解説」(執筆・監修: 長根あかり〈獣医師〉) (取得日: 2026-07-20)
- FCI(国際畜犬連盟)犬種標準 No.193「RUSSKAYA PSOVAYA BORZAYA (Borzoi)」(英語版) (取得日: 2026-07-20)
- 制作
- Pawlov編集部
- 最終更新
- 2026-07-20
本ページの内容は一般的な傾向の目安をまとめたもので、獣医療上の診断・助言に代わるものではありません。 性格・大きさ・健康傾向には個体差があります。愛犬の健康に不安があるときは、必ずかかりつけの 獣医師にご相談ください。