犬のダイエット計画自動生成
獣医師に確認した目標体重までの減量スケジュールを作ります。 週1〜2%の安全なペースで、完了時期の見込みと2週ごとの体重チェック日を表に。 目標体重がまだ決まっていない場合は、動物病院で確認する項目のチェックリストを表示します。
1愛犬のいまの状態
2当てはまるものはありますか?
これらに当てはまる場合、飼い主さんの自己判断での減量はすすめられないため、計画の代わりに受診のご案内を表示します。
3目標体重は獣医師に確認しましたか?
BCSだけから「理想体重は何kg」と自動で決めることはできません(骨格・筋肉量で適正が変わるため)。 このツールは、獣医師に確認した目標体重がある場合にだけ計画を作ります。
4開始日といまの食事(任意)
フード+おやつの合計です。入力すると「現在の摂取カロリーの80%」の参考値もあわせて表示します。
体重・BCS・目標体重の確認状況・開始日を入力すると、結果が表示されます。
減量中のフード量をグラムで確認する
PR獣医師と決めた1日の食事量を、目分量ではなくグラムで確認すると、2週間ごとの再評価で条件を揃えやすくなります。
自己判断で食事量を減らさず、目標体重・カロリー・療法食は獣医師の指示を優先してください。
なぜ「週1〜2%」なのか
急激な減量は、脂肪だけでなく筋肉量の減少や体調不良につながるおそれがあります。 AAHA(米国動物病院協会)の体重管理ガイドラインは、犬の望ましい減量ペースを 1週間に体重の1〜2%とし、開始後は2週間ごとに体重を確認しながら ペースを調整するよう案内しています。
減量の進み方には個体差があり、計算どおりに進まないことは珍しくありません。だからこそ 「作って終わり」ではなく、記録と再評価を計画に組み込むことが大切です。 本ツールの表には再評価日ごとの記入欄があり、印刷して体重記録表としても使えます。
このツールの使い方
- 現在の体重とBCS(9段階)を入力します。BCSが分からなければ肥満度チェックで推定できます。
- 子犬・妊娠授乳中・持病などに当てはまるものがないか確認します(該当時は受診案内になります)。
- 獣医師に確認した目標体重を入力します。未確認の場合は、受診時の確認チェックリストが表示されます。
- 開始日を選ぶと、完了見込みと2週ごとの再評価日・体重の目安レンジが表になります。
- 再評価日に体重を記録し、目安から外れていたら獣医師に相談してペースを調整します。
よくある質問
- 犬のダイエットはどのくらいのペースで進めるべき?
- AAHA(米国動物病院協会)の2014年体重管理ガイドラインは、犬の望ましい減量ペースを「1週間に体重の1〜2%」としています。たとえば10kgの犬なら週に約100〜200gです。これより速いペースは筋肉量の減少などにつながるおそれがあるため、速く減りすぎている場合も獣医師への相談をおすすめします。本ツールはこの1〜2%/週のペースで完了時期の見込みを計算します。
- 犬の減量中のカロリーはどう計算する?
- 一般的な出発点は「目標体重の安静時エネルギー要求量(RER = 70 × 体重kgの0.75乗)の80〜100%」です(80%はAAHA 2014、100%はオハイオ州立大学の減量係数)。もう1つの決め方として、体重が安定していて食事内容を正確に把握できている場合は「現在の摂取カロリーの80%」も使われます。どちらもあくまで出発点で、個体差に応じた調整が前提です。獣医師からカロリーの指示がある場合は必ずそちらを優先してください。
- 目標体重(理想体重)はどうやって決める?
- BCS(ボディコンディションスコア)から過体重のおおまかな度合いは推定できますが、適切な目標体重は骨格や筋肉量によって犬ごとに異なるため、BCSだけから自動で断定することはできません。本ツールでは、動物病院で確認した目標体重を入力する設計にしています。まだ確認していない場合は、受診時に確認する項目のチェックリストを表示します。
- 計画どおりに体重が減らないときは?
- 2週間ごとの体重チェックで「まったく減らない」「逆に増えている」場合、自己判断でフードをさらに減らすのはおすすめできません。計量の誤差やおやつの数え漏れのほか、病気が背景に隠れていることもあるためです。かかりつけの獣医師に相談し、カロリーやフードの調整はその指示に従ってください。
- 減量中のおやつは完全にやめるべき?
- 必ずしもゼロにする必要はありませんが、AAHAの2021年栄養ガイドラインは、おやつを1日の摂取カロリーの10%以下に収め、90%以上を総合栄養食からとることを推奨しています。減量中はおやつのカロリーも1日の目安カロリーに含めて数え、その分を食事から差し引くのがポイントです。しつけ用のごほうびは、低カロリーのものやフードの一部を取り分ける方法が使えます。
ご利用にあたって
本ツールの表示は健康な成犬を前提とした一般的な目安であり、獣医師による 診断・処方の代わりにはなりません。減量を始める前に、目標体重と進め方をかかりつけの獣医師に確認してください。 1歳未満の子犬・妊娠授乳中・持病や投薬がある場合・療法食を与えている場合は、自己判断で 食事量を減らさないでください。減量中に元気がない、食べない、嘔吐・下痢が続くなどの様子が あるときは、計画を続けずにすみやかに動物病院にご相談ください。
出典
減量ペース(週1〜2%)・再評価の間隔(2週間ごと)・目安カロリー(目標体重のRERの80〜100%)は、 以下の獣医情報にもとづいています。完了時期は「毎週その時点の体重の1〜2%が減る」と仮定した 目安で、実際の進み方には個体差があります。
- 2014 AAHA Weight Management Guidelines for Dogs and Cats(JAAHA 50(1):1–11, doi:10.5326/JAAHA-MS-6331) — 犬の望ましい減量速度は週に体重の1〜2%であること、体重チェック(フォローアップ)は2週間ごとに行うこと、減量中のカロリーの決め方(理想体重のRERの80%給与、または現在の摂取カロリーの80%)、目標到達後は2週ごと→月1回の維持モニタリングへ移ること、成長期(1歳未満)や併存疾患では減量速度の修正が必要なこと、BCSと過体重率の対応(Table 1)
- 2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines for Dogs and Cats(JAAHA 57(3):153–174, doi:10.5326/JAAHA-MS-7232) — 減量の計算は理想体重に基づき個体ごとに調整すること、RER以下の大きなカロリー制限では栄養不足を避けるため減量用療法食が推奨されること、おやつは1日の摂取カロリーの10%以下に収めること(90%以上を総合栄養食から)
- Ohio State University Veterinary Medical Center「Basic Calorie Calculator」 — RER = 70 × 体重kg^0.75 の式と、減量時の係数(理想体重のRER × 1.0)。目安カロリーの上限側(フード給与量計算ツールの「減量が必要」モードと同じ計算)の根拠
- Merck Veterinary Manual「Nutritional Requirements of Small Animals」 — 犬のエネルギー要求量と食事管理の一般的な考え方(RER・ライフステージ係数の前提)
出典の内容を確認した日: 2026年7月26日