「市販のドッグフードより、手作りのほうが体にいいのでは」。そう考えて調べ始めると、レシピはいくらでも見つかります。一方で「栄養が偏る」という警告も目に入り、判断に困りますよね。
この記事は、手作りごはんと市販のフレッシュフードについて、何が本当に難しいのかと、それでも取り入れたいときに何を守るのかを整理します。手作りをすすめることも、全否定することも目的にしていません。
なお、この記事には汎用のレシピを掲載しません。 必要な栄養量は体格・年齢・健康状態で変わり、材料を少し置き換えるだけでも栄養バランスが変わるためです。代わりに、レシピを見極めるチェック項目と、相談先の決め方を置いています。
【結論】愛犬の主食は、どの選択肢から選ぶ?
まず整理したいのは、「フレッシュフード」と「総合栄養食」は対立する言葉ではないということです。市販のフレッシュフードにも、総合栄養食のものと、そうでないものがあります。分けて考えると次の4つになります。
| 選択肢 | 栄養バランスの担保 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 市販の総合栄養食(ドライ・ウェット) | 業界団体の規約に沿って分析試験または給与試験で証明し、届け出ている | 対象のライフステージを確認する |
| 市販のフレッシュフード(総合栄養食) | 同上。加熱済みで冷蔵・冷凍のものが多い | 同じブランドでも一部の商品だけが総合栄養食のことがある |
| 市販のフレッシュフード(一般食・副食) | 単独では満たさない設計。別途の栄養補給が前提 | 主食として単独で使わない。併記された指示のとおり組み合わせる |
| 家庭での手作りごはん | 飼い主が用意したレシピ次第。制度としての検証のしくみがない | 公開レシピの多くは栄養が足りない。設計・計量・記録・受診が要る |
結論は3点です。
- 手作りが「市販食より健康に良い」と示した質の高い長期比較試験は、2026年8月時点で確認した範囲では見つかりませんでした。 タフツ大学獣医学部の獣医栄養専門医も、手作り食が市販食に比べて栄養面・健康面の利点をもたらすという証拠は、ほとんどのペットで存在しないと述べています(出典: Tufts University Cummings School「Cooking Up Trouble: Common Home Cooking Mistakes」2019年1月29日)。
- 難しさは「作る手間」ではなく「栄養を満たす設計」にあります。 後述する研究では、公開されているレシピの95%が必須栄養素のどれかで基準を下回りました。
- やるなら条件をそろえること、やらない選択も普通であることの両方が大切です。 主食は総合栄養食のまま、一部だけを手作りにする方法もあります。
そして、次に当てはまる犬は、自己判断で食事を変えないでください。 子犬、妊娠中・授乳中の犬、持病がある犬、療法食を処方されている犬、食物アレルギーの除去食試験中の犬です。理由は後半の章で説明します。この記事の内容は、動物病院で健康上の問題がないと確認できている成犬を想定しています。
手作りごはんで栄養が偏りやすいのはなぜ?
精神論ではなく、公開されているレシピを実際に計算した研究があります。
カリフォルニア大学デービス校の研究チームは、獣医学の教科書・飼い主向けの本・ウェブサイトの34ソースから、成犬の維持食のレシピ200件を集めて分析しました。129件(64.5%)は獣医師が書いたものです。これは犬に与えて健康を追った臨床試験ではなく、レシピの内容を栄養計算ソフトで評価した研究です。結果は次のとおりでした(出典: Stockman J, Fascetti AJ, Kass PH, Larsen JA「Evaluation of recipes of home-prepared maintenance diets for dogs」JAVMA 2013;242(11):1500–1505)。
- **190件(95%)**のレシピで、必須栄養素のうち少なくとも1つが米国学術研究会議(NRC)または米国飼料検査官協会(AAFCO)の基準を下回りました。167件(83.5%)は複数の栄養素が不足していました。
- NRCの推奨量または最小必要量と比べて下回ることが多かったのは、**亜鉛138件(69%)、コリン129件(64.5%)、銅108件(54%)、EPA+DHA 107件(53.5%)、カルシウム70件(35%)**でした。
- AAFCOの成犬維持の最低値をすべて上回ったのは9件だけでした。
- **184件(92%)**は材料・調理法・サプリメントの指示が曖昧で、分析するために何らかの仮定が必要でした。171件(85.5%)はカロリー情報も目標体重も書いていませんでした。
- 13件(6.5%)は、犬の溶血性貧血に関連するにんにくまたは玉ねぎを含んでいました。
足りないことだけが問題ではありません。 同じ研究では、9件がビタミンDの安全上限を、6件がEPA+DHAの上限を超えていました。過不足はどちらも起こります。
ポルトガル語で公開されたレシピを集めた別の研究でも、すべてのレシピが最低1つの栄養素で欧州(FEDIAF)の推奨量を下回りました。評価したのは106件で、うち犬向けは犬専用80件と犬猫共用2件の82件です。この82件では、銅とコリンが85.4%、ビタミンEが82.9%、亜鉛が75.6%、カルシウムが73.2%で下回っていました(出典: Pedrinelli V, Gomes MOS, Carciofi AC「Analysis of recipes of home-prepared diets for dogs and cats published in Portuguese」J Nutr Sci 2017;6:e33)。こちらも計算による評価で、ポルトガル語で公開されていたレシピを収集した標本です。ポルトガル語圏全体を代表する調査ではありません。
日本の公的資料も同じ方向です。環境省のガイドラインは、総合栄養食を与えている場合は栄養分の不足が起こりにくい一方、**「手作りの食事を与えている時は栄養素の不足が起こりやすいため、栄養成分を計算した上で与えるようにしましょう」**としています(出典: 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」2018年12月公表版、Q9)。
「いろいろな食材をローテーションすれば補い合う」は成立する?
上の研究で検証されています。同じ出典から7件ずつ集めた3つのレシピ群を、レシピの指示どおりに合算して評価したところ、3群のいずれも完全な食事にはなりませんでした。亜鉛は3群すべてで、コリンとビタミンDは2群で下回ったままでした(出典: Stockman ら、前掲)。試したのはこの3群であり、あらゆる組み合わせを否定したわけではありませんが、「回せば補い合う」という前提は確かめられていません。
そのレシピを主食にしないほうがよいサイン
見つけたレシピが次に当てはまるなら、主食として毎日使うのは避けてください。上の2つの研究が「曖昧さ」として挙げた点をチェック項目にしたものです。
| 確認すること | 主食にしないほうがよいサイン |
|---|---|
| 対象の犬 | 体重・年齢・ライフステージ・避妊去勢の有無が書かれていない |
| 分量 | 「鶏肉か牛肉」のように材料の置き換えが認められている |
| 重量 | グラムでの重量がない。加熱前か加熱後かが書かれていない |
| カロリー | 完成した量のカロリーと、1日の給与量が書かれていない |
| サプリメント | 記載がない。または「マルチビタミンを1錠」のように商品名と量が曖昧 |
| 調理法 | 焼く・茹でる・蒸すの別や、皮の有無が書かれていない |
手作り・フレッシュフードに健康上の利点はある?
「良い点がまったくない」という話ではありません。ただし、体の指標が違ったという報告と、健康に良いという証明はまったく別物です。ここは正直に書きます。
実務上の利点として説明できることは、材料を把握しやすいこと、水分量や食感を調整しやすいこと、個別の制約に合わせて設計できることです。これらは「健康になる」「病気を防ぐ」という結論とは別の話です。
肯定的な報告はありますが、いずれも「健康に良い」の証明にはなりません。 内容と限界を分けて見てください。
1. 個別設計の手作り食を追跡した観察研究(家庭調理食)。 イタリアの栄養相談で個別に設計した手作り食を、犬167頭に処方して追跡した研究があります。最後まで続けられたのは104頭(62%)で、63頭は元の食事へ戻りました。続けた犬の一部で、飼い主の評価による被毛や便の改善が報告されています。ただし対照群も無作為化もなく、評価は飼い主のアンケートです。最終診察もありません。さらに、処方したビタミン・ミネラルサプリメントの製造会社に、著者2名がコンサルタントとして関与していることが開示されています(出典: Pignataro G, Crisi PE, Landolfi E, Belà B, Fusaro I, Clerico L, Gramenzi A「Homemade Diet as a Paramount for Dogs’ Health: A Descriptive Analysis」Vet Sci 2024;11(9):438)。
2. 市販の加熱済みフレッシュ食を使った短期の給与試験(家庭の手作りではありません)。
- 健康なビーグル20頭を12週間比較した無作為化試験では、市販の加熱済みヒューマングレード食で便のpHや腸内細菌のようすに違いが出ましたが、皮膚・被毛の指標や遺伝子発現への影響は限定的でした。比べた2つの食事は加工方法だけでなく原材料も栄養組成も違うため、違いを「フレッシュだから」と決めることはできません(出典: Geary EL, Oba PM, Applegate CC, Clark LV, Fields CJ, Swanson KS「Effects of a mildly cooked human-grade dog diet on gene expression, skin and coat health measures, and fecal microbiota of healthy adult dogs」J Anim Sci 2022;100(10):skac265)。
- 成犬8頭のクロスオーバー試験では、市販の加熱済みフレッシュ食で押し出し成形のドライフードよりたんぱく質と脂肪の消化率が高いという結果が出ています。ただし8頭・短期で、病気の発生や寿命を調べたものではありません。この研究はフレッシュフードのメーカー(Freshpet)から資金提供を受け、同社の所属者が共著に入っています(出典: Algya KM, Cross TL, Leuck KN, Kastner ME, Baba T, Lye L, de Godoy MRC, Swanson KS「Apparent total-tract macronutrient digestibility, serum chemistry, urinalysis, and fecal characteristics, metabolites and microbiota of adult dogs fed extruded, mildly cooked, and raw diets」J Anim Sci 2018;96(9):3670–3683)。
消化率や便のようすは体の中の指標が違ったという報告であって、病気が減った・長生きしたという結果ではありません。整理すると、次のようになります(いずれも2026年8月時点で確認した範囲です)。
- 健康な犬について、手作り食が市販の総合栄養食より病気を減らす・寿命を延ばすという証拠は確立していません。
- 日本で販売されている宅配フレッシュフード各社の栄養価を、第三者が分析して比較したデータも見つかりませんでした。 これは「各社が劣る」という意味ではなく、比較の材料が公開されていないという意味です。
- 一方で、「手作りにしたら涙やけや皮膚が良くなった」という体験談を裏づける比較試験も見つかりませんでした。
手作りごはんを主食にするなら、何を守る?
先ほどの研究には、対策のヒントもあります。評価できた獣医栄養専門医(board-certified veterinary nutritionist)が書いたレシピは4件で、その4件はすべてAAFCOの推奨範囲内でした(出典: Stockman ら、前掲)。ただし4件という少なさなので、「資格があれば安全」という保証にはできません。誰がどう設計したかで結果が変わる、という手がかりとして読んでください。なお、AAFCOも獣医栄養専門医の認定制度も米国のしくみです。
以下の5点は、どれか1つ欠けるだけでもバランスが崩れやすくなります。
1. レシピは「愛犬向けに設計されたもの」を使う。 一般公開のレシピをそのまま主食にせず、かかりつけの獣医師に相談してください。必要に応じて、栄養管理に詳しい獣医師や専門の診療科を紹介してもらう方法もあります。相談するときは、今の食事の内容・量・体重の推移を持参すると話が早く進みます。
2. 材料・調理法・サプリメントを、製品名と量まで固定する。 査読のある獣医専門誌の解説は、レシピには調理法まで書かれているべきだとしています。鶏肉を焼くのか茹でるのか、皮つきかどうかで栄養は変わります。「ビタミン・ミネラルのサプリを加える」だけでは不十分で、具体的な製品名と用量が必要だと指摘されています(出典: Higgins C「Advising Clients About Home-Prepared and Commercial Fresh Diets」Today’s Veterinary Nurse, 2021年3月3日)。人用のサプリメントは、人で安全でも犬に毒性を示すことがあります。犬で安全性が確認されたものを使ってください(出典: 環境省ガイドライン、前掲Q9)。「犬用のマルチサプリを足せば整う」という考え方はとりません。 何をどれだけ足すかは、レシピ全体と一体で決まります。
3. 勝手に置き換えない。 これが最大の落とし穴です。タフツ大学が自校の栄養サービスで処方したレシピの遵守状況を調べたところ、食事内容を完全に確認できた30人のうち、レシピどおりに与えていたのは4人(13%)でした。93人に連絡し、回答したのは53人(57%)という規模の調査です(出典: Johnson LN, Linder DE, Heinze CR, Kehs RL, Freeman LM「Evaluation of owner experiences and adherence to home-cooked diet recipes for dogs」J Small Anim Pract 2016;57(1):23–27)。同大学の解説はさらに、変更したか尋ねると62%が「していない」と答えたのに、実際には変更していたと述べています(出典: Tufts「Cooking Up Trouble」前掲)。米国の1施設での小規模な調査ですが、悪気なく少しずつずれていく構図は誰にでも起こりえます。指定のブランドを別のものに替えるだけでも、栄養プロファイルは大きく変わりえます。
4. 目分量にしない。加熱前と加熱後を混ぜない。 レシピどおりに作るとは、分量どおりに作るということです。材料はグラムで量ってください。あわせて、レシピの重量が生の状態か、加熱後かを必ず確かめます。加熱すると水分が抜けて重さが変わるため、ここを取り違えると1食あたりの栄養濃度がずれます。完成した一鍋の重量と、そこから取り分ける1食分も記録しておくと再現できます。
量ったグラム数からは、カルシウムとリンの過不足だけなら概算で確かめられます。ただし、そこが範囲に収まっていても、先ほどの研究で不足しやすかった亜鉛・コリン・銅などが足りている確認にはなりません。設計した人への相談に代わるものでもありません。
手作り食・生食(BARF)計算で、食材構成からカルシウムとリンの過不足を概算で確かめる
5. 体重・体型だけでなく、記録と受診を続ける。 家庭で作る食事は、製品のような給与試験を受けておらず、実際に作った一鍋の分析値も普通は存在しません。そのため長期に与えて適切かどうかを、家庭の中だけでは判定できません。上記の解説は、手作り食の犬について年2〜3回のフォローアップを挙げています(出典: Higgins、前掲)。これは臨床上の推奨であって、その回数が最適だと実証された数字ではありません。見るのは体重・体型(BCS)・筋肉のつき方・便の状態・食欲・実際に食べた量です。血液検査が正常でも「栄養が完全」という意味にはなりません。
計量そのものが栄養バランスを保証するわけではありません。あくまで、設計されたレシピを設計どおりに再現するための道具です。なお、サプリメントは処方された製品の剤形と、指示された計量方法に従ってください。家庭用のはかりで微量を自己調整しないでください。
材料はグラムで量る
手作りごはんは、レシピどおりの分量で作ってはじめて設計どおりの栄養になります。目分量をやめて同じはかりで量ると、材料のずれにも気づけます。価格や在庫は変動するため、購入前に各販売ページで最新情報をご確認ください。
計量器は栄養バランスを保証するものではありません。サプリメントは処方された製品の剤形と指示された計量方法に従い、家庭用のはかりで微量を自己調整しないでください。レシピの設計と、定期的な体重・体型の確認は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
市販のフレッシュフードは、何を比べて選ぶ?
まず、事業として販売されるフレッシュフードはペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)の対象です。同法の対象となる「愛がん動物用飼料」は、犬・猫の栄養に供することを目的として使用されるものと定義されています(出典: 環境省ガイドライン、前掲Q1)。名称・原産国名・賞味期限・事業者名と住所・原材料名の表示が義務づけられます(出典: 農林水産省「ペットフードの安全関係」)。家庭で作る手作りごはんには、この枠組みがありません。
ただし、法律の対象であることと、主食として栄養が足りていることは別の話です。安全法が義務づけるのは上の5項目の表示であり、栄養が足りていることを国が保証する制度ではありません。
主食にできるかどうかは、「総合栄養食」の表示で確認します。ペットフード公正取引協議会の公正競争規約は、総合栄養食を「毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフード及び水のみで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養的にバランスのとれたもの」と定義しています。この表示には、分析試験または給与試験での証明と、協議会への届け出が必要です(出典: ペットフード公正取引協議会「04.総合栄養食とライフステージについて」)。
ここで1つ注意があります。これは業界団体の公正競争規約にもとづくしくみで、表示できるのは協議会の会員です(出典: ペットフード公正取引協議会「03.ペットフードの目的について」)。つまり、表示がない製品が必ず栄養不足というわけではありません。表示がない場合は、どの基準に沿って設計し、どう確認したのかをメーカーに問い合わせてください。
一方、「その他の目的食」に分類される一般食・副食は、一日に必要な栄養を満たすために別途栄養補給が必要な旨、または同時に与える総合栄養食等の名称の併記が求められます(出典: ペットフード公正取引協議会「03.ペットフードの目的について」)。「悪い商品」という意味ではなく、主食として単独で使う設計ではないという意味です。
表示を確認したうえで、候補を並べて比べる軸は次のとおりです。価格だけで並べると判断を誤ります。
| 比べる軸 | 具体的に見ること |
|---|---|
| 主食にできるか | 「総合栄養食」の表示と、対象のライフステージ。同じブランドでも商品ごとに違う |
| 誰が設計したか | 栄養設計に関わった専門家と、その関与の範囲 |
| 確認の方法 | 分析試験か給与試験か。自社工場か委託か。ロットごとの検査があるか |
| 加熱の工程 | 加熱済みか、非加熱(生・フリーズドライ)か |
| 1日あたりの費用 | 100gあたりの価格ではなく、愛犬の1日給与量で計算した金額 |
| 手間と保管 | 冷凍庫の空き、解凍の手順、開封後の保存期間、配送の頻度 |
| 「カスタム」の中身 | 個別に処方しているのか、既存レシピの給与量を調整しているだけか |
このうち費用は、ツールで並べて比べられます。
フードコスパ比較ツールで、1日あたり・30日あたりの実コストを比べる
原材料についても1点だけ補足します。タフツ大学の解説によると、食事に関連した拡張型心筋症(DCM)は、エンドウ豆・レンズ豆・ひよこ豆・乾燥豆といった豆類が多い食事と関連するとみられています。グレインフリーにも穀物入りにも起こりうるとされ、原因物質も、問題になる含有量もまだ特定されていません(出典: Tufts University Cummings School「Update on Diet-Associated Dilated Cardiomyopathy: June 2026」2026年6月22日)。「豆類が入っていたら危険」とは言えませんし、原材料表だけで製品の優劣を判定することもできません。気になるときは獣医師に相談してください。
生食や非加熱のフリーズドライは何に注意する?
手作りやフレッシュフードの話題では、生食(ローフード)もよく出てきます。この記事ではすすめません。理由は栄養ではなく、感染のリスクです。
米国獣医師会(AVMA)は、人と動物の健康へのリスクを理由に、犬猫に生または加熱不十分な動物由来のタンパク質(肉・鶏・魚・卵・乳)を与えることを推奨しないという方針を示しています。見た目が健康な犬猫でも不顕性感染を起こし、同居する乳幼児・高齢者・妊娠中の人・免疫が下がっている人にリスクとなりうるとしています(出典: American Veterinary Medical Association「Raw or undercooked animal-source protein in cat and dog diets」)。これは職業団体としての方針で、加熱済みの手作り食やフレッシュフード全体を否定するものではありません。
米国食品医薬品局(FDA)が2010年から2012年にかけて行った調査では、市販の生の犬猫用フード196検体のうち、15検体がサルモネラ陽性、32検体がリステリア・モノサイトゲネス陽性でした(出典: U.S. Food and Drug Administration「Get the Facts! Raw Pet Food Diets can be Dangerous to You and Your Pet」)。米国で当時販売されていた製品の結果であり、いまの日本の製品の汚染率や、実際の発症率に置き換えられる数字ではありません。
新しい研究もあります。2025年に発表されたコーネル大学の研究は、米国で販売された猫用フード112製品を調べたものです。この研究では、完全には加熱されていない製品を「生(raw)」に分類しています。「部分的に加熱」「やさしく加熱」と表示された製品も生の側に入る点に注意してください。結果は、培養で細菌が分離されたのは生に分類された製品だけで、完全加熱の製品からは分離されませんでした。サルモネラ(Salmonella enterica)は冷凍の生製品の16%(4/25検体)から検出され、分離株の一部はヒトの感染例の菌株とほぼ同一だったと報告されています。寄生虫の遺伝子も生に分類された製品からのみ検出されましたが、これは遺伝子の検出であって、生きた寄生虫を確認したものではありません(出典: Reboul G ら「Analysis of the microbiota of raw commercial feline diets to prioritize food safety investigations」Commun Biol 2025年9月24日)。犬用製品や日本の製品、家庭で加熱して作った食事を調べた研究ではない点にも注意してください。
もう1点、**フリーズドライの製品の多くは「加熱後に乾燥」ではなく「生のまま乾燥」**です。上の研究を紹介したタフツ大学の獣医栄養専門医は、調査対象のフリーズドライ製品はメーカー確認ですべて生だったにもかかわらず、ラベルに生と明記していたのはごく少数だったと指摘しています(出典: Tufts University Cummings School「Raw Pet Food Risks: A Research Update」2025年10月27日)。「乾いているから加熱済み」とは限りません。製品ごとに加熱の有無を確認してください。
生の骨にも注意が必要です。骨を含む食事では、腸閉塞・消化管穿孔・胃腸炎・歯の破折が起こりうると指摘されています(出典: Higgins、前掲)。
加熱して手作りする場合も、生の肉に触れた時点で衛生管理は同じです。 FDAは次を挙げています(出典: FDA、前掲)。
- 生の食材を触った後は、石けんと流水で20秒以上手を洗う
- 調理台・まな板・食器・調理器具、冷蔵庫や電子レンジの内側など、接触した場所を熱い石けん湯で洗ってから消毒する
- 自分で加熱して作る場合は、食品用温度計で適切な内部温度まで加熱する
- 愛犬になめられた後も手や顔を洗う
「適切な内部温度」の目安は、日本の資料で確認できます。厚生労働省はカンピロバクター食中毒の予防として、食肉を中心部が75℃以上で1分間以上になるよう加熱することを挙げています。あわせて、食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理・保存すること、食肉を扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を扱うこと、食肉に触れた調理器具は使用後に洗浄・殺菌することを示しています。「新鮮だから安全」ではなく、健康な家きんでも腸管内に食中毒菌を持っていることがあるとも説明されています(出典: 厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」)。
作った後の保存も、ドライフードとは扱いが違います。環境省のガイドラインはウェットフードについて、開封後に余った分は別の容器に移して冷蔵し、その日のうちに使い切ること、1日以上保存するなら冷凍して与える際に解凍する方法もあること、器に出した後は酸化・腐敗・有害微生物の繁殖がドライフードより早いため20分程度を目安に片づけることを示しています(出典: 環境省ガイドライン、前掲 3-1)。これは市販のウェットフードについての記載ですが、手作りごはんも水分が多い食事です。同じ考え方で扱うのが安全側の判断になります。
まとめて作るなら、1食分ずつ小分けにしてから冷蔵・冷凍すると、使う分だけ解凍でき、出し入れのたびに全体を室温にさらさずに済みます。
子犬や持病のある犬も切り替えていい?
次に当てはまる犬は、自己判断で切り替えないでください。
子犬・妊娠中・授乳中の犬。 タフツ大学の獣医栄養専門医は、成長期・妊娠中・授乳中は栄養要求量が高く、許容できる誤差が狭いこと、生涯にわたる影響が出うることを理由に、これらの時期の手作り食を強く推奨しないとしています(出典: Tufts「Cooking Up Trouble」前掲)。子犬のフード選びは別の記事で扱っています。
療法食を食べている犬。 療法食は獣医師の指導に基づいて給与すべきものとされています(出典: ペットフード公正取引協議会「03.ペットフードの目的について」前掲)。自己判断で手作りやフレッシュフードに替えると、治療の方針そのものが変わってしまいます。
持病がある犬。 腎臓・肝臓・心臓・膵臓の病気、糖尿病、尿石症などでは、栄養素の量そのものが治療の一部です。設計は治療方針とあわせて決める必要があります。
食物アレルギーの除去食試験中の犬。 材料を自分で管理したい気持ちは自然ですが、自己流の除去食は原因の特定を難しくします。加えて、栄養が偏るリスクが重なります。食物アレルギーの考え方は別の記事で扱っています。
全部を替えず、トッピングだけにしてもいい?
「手作りか、市販食か」の二択にする必要はありません。総合栄養食を主食にしたまま、一部をトッピングにする方法があります。
このとき使う目安が、主食以外から取るカロリーを1日の総カロリーの10%以下に抑える考え方です。米国動物病院協会(AAHA)のガイドラインがこの割合を示しており、必要な栄養素を適切な量と割合で与えられなくなるリスクを下げるためだと説明されています(出典: American Animal Hospital Association「2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines」JAAHA 57(3):153–174, 2021)。
ここで2つ補足します。ひとつは、10%はおやつ・トッピング・副食をすべて合計したカロリーの枠だということです。もうひとつは、10%以内なら何を与えても安全という意味ではないことです。枠の中でも、犬に危険な食材は避ける必要があります。ねぎ類・チョコレート・キシリトールなどが該当します。迷ったらツールで確認してください。
トッピングを足したぶんは、主食を減らして総カロリーを合わせます。量の考え方はおやつと同じ枠で管理できます。
新しい食事へは、どう切り替えて何を記録する?
替えると決めたら、急がないでください。AAHAの2021年ガイドラインは、4〜7日かけた食事の変更が消化器症状の発生を減らしうるとしています(出典: 前掲 2021 AAHA ガイドライン)。タフツ大学は少なくとも1週間かけることをすすめ、1食で替えられる犬もいれば、胃腸の不調を避けるために4〜6週間必要な犬もいるとしています。便がゆるくなったら、問題が出なかった直前の割合まで戻して1〜2日とどまり、落ち着いてから続けます(出典: Tufts University Cummings School「How do I switch my pet’s food?」2019年11月24日)。日数はあくまで目安で、症状が出ても予定どおり進める理由にはなりません。
日ごとの割合とグラム数は、ツールで表にできます。
切り替えた後に記録するのは、次の5点です。
- 便の状態(ゆるくなっていないか、回数が増えていないか)
- 体重と体型(同じ体重計・同じ時間帯で測り、BCSと筋肉のつき方も合わせて見る)
- 実際に食べた量(出した量と残した量をグラムで)
- 食欲と元気
- 飲む水の量
最後の項目は見落とされがちです。手作りごはんやフレッシュフードは水分が多いため、食事から取る水分が増えるぶん、飲む量は減ることがあります。見るのは飲み水だけでなく、食事由来を含めた総水分です。食事の水分を差し引いた目安を知っておくと、落ち着いて判断できます。
ただし、食事の変更で説明できない飲水量の変化は別です。 急に飲まなくなった、逆に急に飲む量が増えた、尿の量や回数が変わった、嘔吐やぐったりを伴うといった場合は、ツールで確かめて安心せず、かかりつけへ相談してください。
水分摂取量計算ツールで、フード種別ごとの飲み水の目安を確認する
1日に必要なカロリーと量の考え方は、給与量計算ツールと解説記事にまとめています。計算で出るのは開始点で、そこから体重と体型を見て調整します。
フード給与量計算ツールで、体重とカロリーから1日量の目安を確かめる
なお、費用も見積もっておいてください。タフツ大学の解説は、手作り食は良質な市販食に比べて時間と費用が大幅にかかることが多いとしています(出典: Tufts「Cooking Up Trouble」前掲)。食材代だけでなく、サプリメント、専門家への相談料、宅配なら送料と冷凍庫の空き、使い切れなかった分の廃棄まで含めて考えると、続けられるかどうかが判断しやすくなります。
よくある質問
ネットや本のレシピを、そのまま毎日の主食にしてもいいですか?
対象の犬・完成量のカロリー・全材料のグラム数・サプリメントの商品名と用量が書かれていないレシピは、主食にしないでください。上で紹介した研究では、200件のレシピのうち184件(92%)が曖昧な指示を含み、171件(85.5%)はカロリー情報も目標体重も書いていませんでした(出典: Stockman ら、前掲)。トッピングとして少量使うのであれば、10%の枠内で危険食材を避けて使えます。
鶏肉を牛肉に替えるなど、材料を置き換えてもいいですか?
設計した人に確認せずに替えないでください。同じ重量でも栄養の組成は変わります。肉の種類だけでなく、部位、皮の有無、指定ブランドの変更も同じです。タフツ大学は、指定されたブランドを変えるだけでも栄養プロファイルが大きく変わりうるとしています(出典: Tufts「Cooking Up Trouble」前掲)。
犬用のサプリメントを足せば、栄養バランスは整いますか?
サプリメント単体では判断できません。何をどれだけ足すかは、レシピ全体に対して決まるものです。環境省のガイドラインも、手作りの食事では栄養成分を計算したうえで与えるよう案内しています。人用のサプリメントは、犬に毒性を示すものがあります(出典: 環境省ガイドライン、前掲Q9)。
「総合栄養食」のフレッシュフードなら、毎日の主食にできますか?
表示された対象のライフステージと給与量を確認したうえでなら、主食として設計された製品です。注意点は、同じブランドでも一部の商品だけが総合栄養食で、ほかは一般食・副食のことがある点です。商品ごとに表示を確認してください(出典: ペットフード公正取引協議会「03.ペットフードの目的について」前掲)。
手作りごはんにすると食いつきが良くなりますか?
良くなる犬はいますが、確実ではありません。食いつきには個体差が大きく、食べない原因が病気であることもあります。フードを替える前に確認したい順番は別の記事で扱っています。また、食いつきのために毎日違うものを与えることは、消化器の不調と原因の切り分けの難しさにつながるとされています(出典: 前掲 2021 AAHA ガイドライン)。
出典
- Stockman J, Fascetti AJ, Kass PH, Larsen JA「Evaluation of recipes of home-prepared maintenance diets for dogs」J Am Vet Med Assoc 2013;242(11):1500–1505, doi:10.2460/javma.242.11.1500(成犬維持食レシピ200件の計算による評価。95%が1つ以上の必須栄養素で基準未満、不足の内訳、ビタミンD・EPA+DHAの上限超過、3つのレシピ群でもローテーションで不足が残る、獣医栄養専門医の4件はすべてAAFCO範囲内、指示の曖昧さ)
- Pedrinelli V, Gomes MOS, Carciofi AC「Analysis of recipes of home-prepared diets for dogs and cats published in Portuguese」J Nutr Sci 2017;6:e33, doi:10.1017/jns.2017.31(犬80件を含む106件の計算による評価。全レシピが1つ以上の栄養素で FEDIAF 推奨未満、犬レシピの不足率)
- Tufts University Cummings School 獣医栄養サービス「Cooking Up Trouble: Common Home Cooking Mistakes」2019年1月29日(市販食を上回る利点の証拠、時間と費用、元レシピを継続できた飼い主は13%、62%の自己申告と実際のずれ、ブランド変更の影響、成長期・妊娠授乳期の手作りを強く非推奨)
- Pignataro G, Crisi PE, Landolfi E, Belà B, Fusaro I, Clerico L, Gramenzi A「Homemade Diet as a Paramount for Dogs’ Health: A Descriptive Analysis」Vet Sci 2024;11(9):438, doi:10.3390/vetsci11090438(個別設計の手作り食を与えた167頭の記述的研究。対照群・無作為化なし、飼い主評価にもとづく)
- Geary EL, Oba PM, Applegate CC, Clark LV, Fields CJ, Swanson KS「Effects of a mildly cooked human-grade dog diet on gene expression, skin and coat health measures, and fecal microbiota of healthy adult dogs」J Anim Sci 2022;100(10):skac265, doi:10.1093/jas/skac265(健康なビーグル20頭・12週間の無作為化試験。市販の加熱済みヒューマングレード食と押し出し成形ドライの比較)
- Algya KM, Cross TL, Leuck KN, Kastner ME, Baba T, Lye L, de Godoy MRC, Swanson KS「Apparent total-tract macronutrient digestibility, serum chemistry, urinalysis, and fecal characteristics, metabolites and microbiota of adult dogs fed extruded, mildly cooked, and raw diets」J Anim Sci 2018;96(9):3670–3683, doi:10.1093/jas/sky235(成犬8頭のクロスオーバー試験。加熱済みフレッシュ食の消化率)
- Reboul G, Malkowski AC, Yu YT, Gu YM ら「Analysis of the microbiota of raw commercial feline diets to prioritize food safety investigations」Commun Biol 2025年9月24日, doi:10.1038/s42003-025-08756-8(米国で販売された猫用フード112製品。培養で細菌が分離されたのは生の製品のみ、冷凍生製品の16%〈4/25〉からサルモネラ、寄生虫遺伝子は生のみで検出)
- Tufts University Cummings School 獣医栄養サービス「Raw Pet Food Risks: A Research Update」2025年10月27日(上記研究の解説。フリーズドライ製品の多くは生であり、ラベルに明記されていないことが多い)
- Tufts University Cummings School 獣医栄養サービス「How do I switch my pet’s food?」2019年11月24日(切り替えは少なくとも1週間、個体差、便がゆるいときの戻し方)
- Tufts University Cummings School 獣医栄養サービス「Update on Diet-Associated Dilated Cardiomyopathy: June 2026」2026年6月22日(食事関連DCMと豆類、グレインフリー・穀物入りの両方で起こりうる、原因物質は未特定)
- U.S. Food and Drug Administration「Get the Facts! Raw Pet Food Diets can be Dangerous to You and Your Pet」(2010〜2012年の調査。生の犬猫用フード196検体中サルモネラ15件・リステリア32件、取り扱いの衛生手順)
- American Veterinary Medical Association「Raw or undercooked animal-source protein in cat and dog diets」(生・加熱不十分な動物由来タンパク質の給与を推奨しない方針、不顕性感染と同居者へのリスク)
- Higgins C「Advising Clients About Home-Prepared and Commercial Fresh Diets」Today’s Veterinary Nurse, 2021年3月3日(査読あり。調理法と具体的な製品名・用量の明示、市販フレッシュフードのメーカーに確認すべき点、骨のリスク、給与試験を受けていないこと、年2〜3回のフォローアップ)
- American Animal Hospital Association「2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines for Dogs and Cats」JAAHA 57(3):153–174, 2021(主食以外は総カロリーの10%以下、4〜7日かけた食事変更、頻繁な変更のリスク)
- Johnson LN, Linder DE, Heinze CR, Kehs RL, Freeman LM「Evaluation of owner experiences and adherence to home-cooked diet recipes for dogs」J Small Anim Pract 2016;57(1):23–27, doi:10.1111/jsap.12412(93人に連絡・53人が回答、食事履歴が完全だった30人のうちレシピを正確に守っていたのは4人〈13%〉)
- 厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」(食肉は中心部を75℃以上で1分間以上加熱、調理器具・容器の分離、手洗い、器具の洗浄・殺菌、「新鮮だから安全」ではないこと)
- 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」2018年12月公表(掲載ページの2021年5月21日の更新は、P4のMEMO内の食塩量の修正であり、本記事が引用したQ1・Q9および3-1の内容変更ではありません)(Q1 愛がん動物用飼料の定義、Q9 手作りの食事は栄養素の不足が起こりやすい・人用サプリメントの毒性、3-1 ウェットフードの開封後の保存と20分の目安)
- ペットフード公正取引協議会「03.ペットフードの目的について」(総合栄養食・間食・療法食・その他の目的食の表示区分、一般食・副食の併記義務、療法食は獣医師の指導に基づく)
- ペットフード公正取引協議会「04.総合栄養食とライフステージについて」(総合栄養食の定義、分析試験または給与試験による証明と届け出)
- 農林水産省「ペットフードの安全関係(ペットフード安全法)」(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律の概要と表示の基準)
免責
本記事は一般的な情報提供を目的としており、獣医師による診断・治療の代替ではありません。
本文に出てくる数値は2種類あります。研究で報告された件数や割合(例: 200件中190件、4/25検体)は、その研究の対象範囲で確定した結果であり、あなたの愛犬に起こる確率ではありません。一方、切り替えの日数・給与量・トッピングの割合は目安で、年齢・犬種・体格・持病・活動量によって前後します。
海外の研究・ガイドラインを引用している箇所は、対象となった国・動物種・製品・研究デザインを本文に明記しています。日本で流通する製品の品質や、個々の愛犬に当てはまる結論として読まないでください。
手作り食やフレッシュフードへの切り替えは、栄養バランスの設計が伴わないと健康上の不利益につながる可能性があります。特に、子犬、妊娠中・授乳中の犬、持病がある犬、療法食を食べている犬、除去食試験中の犬では、自己判断で食事を変えないでください。
食欲が落ちた、体重が意図せず減った、便がゆるい状態が続く、飲む量や尿の量が変わったといった変化があるときは、食事の工夫を続けず、まずかかりつけの動物病院にご相談ください。
嘔吐をくり返す、ぐったりして反応が鈍い、お腹が張って苦しそう、水を飲んでも吐いてしまうといった場合は、診療時間を待たず、夜間救急を含めてすぐに動物病院へご連絡ください。サイト全体の方針は免責事項をご確認ください。